このソフトでモデリングした3Dデータを(STL)等の汎用データ形式で出力し、光造形等の3Dプリンターに送ってやれば非常に安価かつ迅速で簡単に樹脂や金属の実態した部品が出来ます。
3Dプリンタは昨今非常に安価になって10万円を切るような機種も出てきてますが、個人用ロボットやプラモデル相当の大きさの模型やフィギアの造形用に適用できるような積層ピッチが数十マイクロメートル以下の非常に細かい造形が出来る機種は、個人で所有するのはまだまだ高いのが現実です。
それでも個人が作成した3Dデータをネット経由で3Dプリントの請負業者に送れば、比較的安価(数千円〜)に早ければ数日で3Dの部品が出来上がって送られて来るまでにはなってきています。
ここで上記のような3Dデータを作成するには業務用の高価な3DCADソフトや3DCGソフトが必要なのではと懸念されるかもしれませんが、実は非常に安価な3DCGソフトでも3Dプリンタ用のデータは作れます。
ということで安価で操作の簡単な3D-CG/CADソフト(Google SketchUp 8 http://www.gsu.jp/)で売り切れ続出で増版している【ディアゴスティーニ(DeAGOSTINI)】週刊ロビ(Robi)創刊号に付属の部品を元に、その部品形状を作る方法をマニュアル的な動画にしてみました。
Google SketchUpは、個人の非営利使用に限っては無料で使用出来ます。操作作成方法を覚えれば「週刊ロビ」の改造部品や関連部品や遊具の作成もできるし、当然のように動く3DCGの「週刊ロビ」も作れます。
「週刊ロビ」を創刊号だけ買ったけどその後定期購読する予定もない人にも部品の有効活用になるし、SketchUpの操作を覚えれば簡単な日曜大工、模型作成や部屋や庭のレイアウト変更にも使えます。

[週刊ロビ創刊号付属部品一覧]
【vol.01-01(黒目と白目と耳パネル作成編)】
最初に、vol.01-01(黒目と白目と耳パネル作成編)とし基本的な形状で初心者にわかりやすい創刊号に付属の白目と黒目と耳パネルを3Dで作ってみました。
【週刊ロビ】を3D-CG/CADで作る01-01 白目黒目耳カバー 3Dプリンタ用【SketchUp】
円の描画から、プッシュプルで厚みを付けたり凹ませたり削ったり、断面形状からフォローミーで回転リフトで造形したり平行移動で簡単に白目、黒目、耳カバーの部品ができます。

[耳パネル3Dモデル作成画面@SketchUp]
【vol.01-02(右耳ベース作成編)】
vol.01-02(右耳ベース作成編)では、基本的から一歩進んだ形状ですが初心者にわかりやすい同じく創刊号に付属の右耳ベースを3Dで作ってみました。
【週刊ロビ】を3D-CG/CADで作る01-02 右耳ベース 3Dプリンタ用【SketchUp】
一見複雑な形状に見える右耳ベースの尖った角のような尖頭部分ですが、断面形状とモデリングのための治具を予め作っておけば、プッシュプルと尺度で位置を微妙にずらしながら積層させて造形することで比較的簡単に自由曲面のような面が作成出来ます。

[右耳ベース尖頭部3Dモデル作成画面@SketchUp]
これはSketchUpのマニュアルやヘルプには載ってないと思いますが、ネット上でブログ等を探すと乗用車や鉄道車両のボディ等の造形に用いた似たような造形方法が出てくるかと思います。
http://www.model-wave.com/syohin1.cgi?sbunid=13

[右耳ベース肉抜き部分作成画面@SketchUp]
【vol.01-03 (フロントヘッドカバー作成編)】
さらに、vol.01-03 (フロントヘッドカバー作成編)とし基本的からさらに進んだ形状ですが初心者にもわかりやすい方法で同じく創刊号に付属の フロントヘッドカバーを3Dでデータを作ってみました。
【週刊ロビ】を3D-CG/CADで作る01-03 フロントヘッドカバー 3Dプリンタ用【SketchUp】
これは、手書きの図面や2DCADしか使ったことが無いと、どうやって部品の図面を書くのかとかどうやって三次元で造形するのかすぐには思いつかないと思いますが、フロントヘッドカバーの原型をとりあえず球体として、白目、黒目、耳カバー、耳ベースを予め回転や平行移動で三次元的に立体的な組立位置に配置してやると、フロントヘッドカバーと干渉する部分を消しゴムで消して削ってやるだけで比較的簡単に造形できるのがわかるかと思います。

[フロントヘッドカバー前方切り欠き部の作成画面@SketchUp]

[フロントヘッドカバー左右対称部の作成画面@SketchUp]

[フロントヘッドカバーの干渉部品の立体配置画面@SketchUp]
上記の動画は時間を見やすい時間に切り詰めるために早送りしてあったり、一部の操作や説明を省いてあったりします。さらに、ソフトの都合上で部品の寸法縮尺は10倍で造形しています。
SketchUpは元々建築用の大きな建物や周囲環境を作成するソフトなので「週刊ロビ」等のプラモデルサイズの造形は細かすぎてエラーが出やすいようです。

[創刊号付属部品+αの3Dモデル立体配置画面@SketchUp]
詳しい操作方法は上記の動画を繰り返し見て詳細に操作方法を解析するか、最初は何度も試行錯誤するする必要があるかもしれませんが、Google SketchUpは安価な3D-CG/CADソフトの中では(自分的には一番)操作方法が非常に簡単でわかりやすく覚えやすいのでWindows系の一般的なソフトが使える方なら初心者でも誰でもすぐに使えるレベルで、下手な2D-CADの数倍簡単です。
逆に、UNIX系やDOS系の昔からあるようなCADソフトのインターフェースに慣れきっていると操作に違和感があったりわかりにくかもしれません。
ちなみに、同様な廉価な価格帯の3D-CG/CADソフトのShadeやMetasequoiaともグラフィックインターフェイスが全く違うのでこれらのソフトに慣れていると使いにくいと感じるかもしれませんが、SketchUpが使えないようなら3D-CG/CAD系ソフトの使用は適性がないと思って諦めたほうがいいと言えるレベルのものです。
今後、要望が多数あれば、「週刊ロビ」の創刊号以降の号の部品の作成方法の動画も公開予定ですが、資金繰りと時間の問題もあり未定です。
以上と関係ありませんが、下記に各種鉄道模型やハードケース等のAIBO関連グッズをオークション出品中ですのでよ
ろしくお願い致します。
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/RXL06000
今後も動画と写真レポートを続々アップ予定
アップ済動画一覧
http://www.youtube.com/user/robope023/videos
3D MODEL TRAIN 鉄道関連
http://www.youtube.com/user/RBP0023/videos
Robot Android Humanoid and etc
ロボット関連とその他
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