
全体概略写真
当時、トミーはTOMIXブランドでNゲージの鉄道模型を発売していましたがそれとは別ブランドで模型の縮尺は1/80、ゲージは16.5mmの昨今では16番と称される分類の製品です。
詳細は月刊鉄道模型雑誌のTMS(鉄道模型趣味)の1978年7月号(No.361)に製品の紹介として記事が掲載されています。
車体は当時のNゲージの鉄道模型をそのまま拡大コピーしたような構造で、窓ガラスが平面状のままで段差の付いたはめ込み式になっていないために車体側板の肉厚がそのまま見えていたりします。
このあたりが当時のHOユーザーがプラスチック製品を拒絶することになってしまったいわゆる「プラアレルギー」の根源のひとつだったのかもしれません。
ちなみに、当時でも中村精密の旧型プラ客車シリーズ(キット1輌1,990円)や103系のプラ製電車キット(キット1輌3,100〜4,950円(金属台車M車))は多少価格は高いですが、窓ガラスは段差が設けられた嵌めこみ構造になっていました。

正面と床下機器概要写真(パッケージはラベルのみオリジナル)
車体や床下機器のディティールも最近の物に比べるとかなり甘いですが当時の金属製車体の製品よりは詳細に再現してあったり当時はHOではほとんどなかった座席シートも再現してあったりします。
連結器は台車マウントでベーカータイプの物が装着されています。このためもあり最小回転半径はKATO UNITRACK R370も問題なく走行可能です。
なお床板にはMADE IN HONGKONGと刻印されています。

正面妻板拡大写真

分解状態と内装写真
発売開始時期が10年も遅く販売価格も3倍以上も違う製品ですが、一応比較のために静止画でKATO(関水金属)から1987年以降に発売されたプラスティック製の12系客車(スハフ12、オハフ13、オハ12 各1両 4,600〜5,000円)を並べて映してあります。

TOMY KATO 側面比較写真

TOMY KATO 側面比較写真

TOMY KATO 妻板面比較写真

TOMY KATO 妻板面比較写真

TOMY KATO 妻板面比較写真

TOMY KATO 屋根上機器比較写真

TOMY KATO 床下機器比較写真
下記URLに各方向矢視からの各部の詳細写真によるスライドショーと 動画に、KATO HO EF510 0番台 JR貨物とTOMIX HO EF510 カシオペア色に牽引されるR370を走行するシーンを収録してあります。
(注:TOMIX HO EF510はR370走行時は中間台車がレールから浮いています。)
【TOMY HO】12系客車スハフ12オハ12 R370走行EF510【トミー】MADE IN HONGKONG
http://www.youtube.com/watch?v=PHxHzpa3L4M
但し上記の動画に出てくるスハフ12の1両は最近の機関車に牽引させるためにカプラーをケーディータイプに交換してあり、台車マウント式の台車は外して金属製台車に交換する改造を施してあります。
1978年に上記のTOMYの12系客車と同時にTOMYからはEF58も同様のコンセプトで5,500円という低価格で販売されています。
当時は、HO(16番)の完成品車輌は真鍮製12系客車(カツミ製)が1両5,700〜7,000円、天賞堂の真鍮製EF58が1両3万円前後したことを考えるといかに上記のTOMYの製品が低価格であったかがわかるかと思います。
なお、以上上記の【TOMY HO】12系客車は下記URLにてオークションに出品中です。
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m109276580
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/RXL06000
今後も動画と写真レポートを続々アップ予定
アップ済動画一覧
http://www.youtube.com/user/robope023/videos
3D MODEL TRAIN 鉄道関連
http://www.youtube.com/user/RBP0023/videos
Robot Pet Android Humanoid and etc
ロボット関連とその他
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